負けず嫌いな同僚にライバル視される時。ストレスへの対処法、まず最初の一手は?
目次
職場で負けず嫌いな同僚に挑発的な態度でライバル視される時
こんにちは。佐藤さおりです。
ある職場で、主任さんからこんなお悩みを伺ったことがあり
ました。彼女がリーダー会議から部署に戻った時のことです。
========
「さっきの会議に出席してた同僚が、負けず嫌いな人で
なぜか私によく対抗意識を燃やしてくるんですね。
挑発的な態度ばかりで、勝手にライバル視されるんで困って
まして…。
張り合ってくる人と一緒にいるのが、正直ストレスで
疲れてしまうんですよね……。
私が企画の統括担当になる時に、どうもそのポジションにいる
ことが気に障るみたいで、嫌われてる感じがするんですよ。
スルーしてはみるものの、さすがにそろそろ無理かも……。
ムリなく対応するには、どんな付き合い方をすればいいんで
しょう?」
========
負けず嫌いな同僚に、なぜか一方的にライバル視され、
嫌われているようでストレスが溜まるけれど、
できれば何とか、よりスムーズな付き合い方をしていければ、
と思う。
主任さんは、こんなお悩みを抱えておられました。
◆
皆さんも、同僚に勝手に比べられ優劣を競ってくる、
挑発的な態度をとられる。そんな困った時ってありましたか?
今日は、
【同僚に、勝手にライバル視・比較された時の
相手との関わり方と、ストレス対処法】
についてお話しします。
読んでいただくと、相手の感情的な言動に振り回されずに、
適切な関わり方・ストレス対処ができるようになります。
自分の気持ちや意思を、さらに大切にすることができますよ。
同僚に、勝手にライバル視・比較された時のポイント
ここでの大切なポイントはひと言で言うと、
【相手側の「優劣・勝ち負けの土俵」には乗らず、
感情的にならない】こと。コレです。
相手に「優劣比べられた・嫌われてる」と思うと、振り回されるワケ
「自分が、あの人に挑発されている」
「比べられて優劣をつけられてしまう」「あの人に嫌われてる」
こう捉えていると、「自分は、相手に~~されてしまう」と
自動的に受け身になる一方になっていきませんか?
主体的ではなく、被害に遭う・振り回されるような心の姿勢です。
これだと、本来は相手の側のストレスを、
「自分の側の問題」として引き受けてしまうので、
ストレスは溜まる一方になります。
◆
また、「優劣・勝ち負けの土俵」に入っていくと……、
勝ちたい・負けたくないけど、実際には「勝てない・負けそう」と
思う部分ばかり目に入ってきてしまう……。
あのポジションに選ばれたかったのに、実際には選ばれなかった
……。選ばれるハズ/べきだったのに……。
自分が「人に負けていないか」「人より足りない部分は何か」に
とらわれがち、となって疑心暗鬼に。
こうして他人との比較で優劣を競う。
それにとらわれて振り回される。それは、不安と緊張に満ちて、
平静・穏やかではいられないものです。
できるなら避けたいところではないでしょうか。
それでは、具体的にどうすれば、
相手側の「優劣・勝ち負けの土俵」に乗ることなく、
感情的に振り回されずに済むでしょうか?
負けず嫌いな同僚にライバル視される時:ストレスへの対処法
対処のコツは3つあります:
①まずは、相手には何か事情があるのかも、と捉える
②不用意に刺激しない(売られたケンカも買わない)
③存在を否定しない、安心を提供する
◆
1つ1つ具体的に見ていきますね。
まずは<相手には何かワケ・事情があるのかも>と捉える
「自分が、あの人に挑発されている」「あの人に嫌われてる」と
捉えている時、何とかかわしてスルーしても、自分はただ我慢するダケ、ストレスは減りません。
まずは、相手には、勝手にライバル視・勝ち負けを競うほど、
【何か事情があるのかもしれない】と捉えてみましょう。
生まれ持ってのものか、あるいは成長・発達の過程で、
勝ち負けにこだわらざるを得なくなるような、
それだけのワケや背景があったのかもしれません。
例えば、親や学校の先生、職場の上司・先輩などが
そう教えてきたり、
家庭、学校や職場でそう思わざるを得なくなるような体験を
したのかもしれません。
そういう視点で相手を客観的にじっくり観察してみると、
「そういえば、あの人、前に~~って話してたなあ」というよう
に、相手のワケ・背景を思い出して腑に落ちることもある
でしょう。
また特に相手の言動から思い当たることがないとしても、
<相手には何かワケ・事情があるのかも>と捉えると、
【相手の問題は、相手自身のもの。自分の問題ではない】と
そもそもの出来事を混同せずに済んで、
こじらせることがありません。
少なくとも自分自身が、より適切に対処しやすくなります。
「そうか、あの人には何かワケ・事情があったんだとすると、
それを抱えながら苦しい思いをしているのかもしれないな。」
「人間だもの、そんな時もあるかも。」
そんなふうに相手のことを、だんだんまっすぐ正確に観察して
いくと、より適切な対処ができるような、
気持ちに余裕も生まれて平静を取り戻すことができます。
自分はビクビクおどおど委縮せずに済み、職場でも少し落ち着いていられますね。
まとめ
今日は、【同僚に勝手にライバル視・比較された時の
相手との関わり方と、ストレス対処法】をご紹介しました。
いかがでしたか?
◆
ここでご紹介したのは、まず最初の一手です。
さらに、根本的、かつ効果的な打ち手としては、次の2点があります:
②不用意に刺激しない(売られたケンカも買わない)
③存在を否定しない、安心を提供する
今日は長くなってきたので、いったん切り上げて、
また続きを書きますね。
今回のポイントは、こちらでしたね:
【相手側の「優劣・勝ち負けの土俵」には乗らず、
感情的にならない】こと。
相手側の問題・事情と、自分のとをまずは分ける。
感情的な言動に振り回されずに適切なストレス対処・
相手との関わり方ができるよう、
【まずは、<相手には何かワケ・事情があるのかも>と
捉えること】から試してみてくださいね。
少しでも職場の人間関係・仕事でのストレスマネジメントの
ヒントになれば幸いです。
明日も皆さんが伸び伸びご自身の力を発揮でき、
イキイキ働けますように。
それでは、また。佐藤さおりでした(^^)
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