災害・事故のニュースで落ち込む…ショックとどう付き合うか?

災害・事故のニュースで落ち込む…ショックとどう付き合うか?

2024年の年始は、思いがけず能登半島地震や、羽田空港での火災事故などが起きました。

被災された皆様にお見舞い申し上げると共に、安全を心よりお祈り申し上げます。

皆様の暮らしが少しずつでも温かで穏やかなものに復するよう祈っております。

被災してはいないものの、皆さんの中には、
災害・事故のニュースで「怖い」「悲しい」
「落ち込む」など複雑なマイナス感情になって、
ショックやストレスを感じている。

そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、【被災してはいない
けれど、ニュースで情報に触れる
時のショック・ストレス対処】について考えてみます。

災害・事故のニュースを見続けて気づいたことは…

状況が「気になる」あまり、
災害・事故のニュースをずっと見続けてしまうという時もあることでしょう。

わたしも当初、状況の把握と
身近な人たちの安否確認から見始めたものの、一時期はただただ視聴しつづけてる自分に気づきました。

ただ、痛ましいニュースは、見続けると、
だんだん心が重苦しくしんどくなってくることも多々ありますね。

さらに、疑問も湧いてきました:

「ニュースを一方的にただ見てる、
ただ受け取ってるだけなのでは?
何のために見てたんだっけ?」

「わたし、本当に必要なことをしてるんだろうか?」と。

今回は、

【災害・事故でのショックとどう付き合うか?】
について考えてみますね。

読んでいただくと、

災害・事故のニュースを知った時、
自分のショック・ストレスの感じ方に気づき、

どう付き合うと、
少しでも心の負担感・重荷を
和らげることができるか、
考えるヒントの1つになります。

ストレス対処の観点から大切なポイントは?

ストレス対処という観点から大切なことは、
次のことです:

【災害・事故のニュースにショック・ストレスを
受けるのは、人間の自然な反応の1つ。

刺激を調整しながら、
必要最低限の情報ダケを選ぶことはできる。


感情的・衝動的に反応するのでは
なく、心が落ち着いてから、
自分なりの支援につなげるのも1つの手。】

1つ1つ具体的に見ていきましょう:

災害・事故のニュースにショックを受けるのは人間の自然な反応の1つ、と捉える

災害や事故は、予期せぬ不測の事態です。
それに触れると、誰でも多少なりとも
ショックを受けやすく、心も不安定になっていきます。

普段の日常生活では、人は、
目の前の出来事・人に対して

「まあ何とか対処できる」
「何とかやっていける」と思うことで対処でき、
人生を送ることができてます。

そこに衝撃が加わると、
「まあ何とか対処できる」
「何とかやっていける」という安心感や落ち着きが失われます。

すると、自律神経のうち、
興奮・活動系の交感神経系というものが
優位に働きやすくなることで、
体の状態も変化します。

例えば、動悸が激しくなったり、
ピリピリ警戒感をもったりして、

感情的になる・不眠になることも。

心の状態においても、例えば災害や
事故のニュースに対して「怖い」
「悲しい」「落ち込む」といった

マイナスかつ複雑な感情を抱きやすくなります

この時に、まず注意してほしいことがあります:

「こんな落ち込むなんて・
マイナスな気持ちになるなんて」と
否定的に考えると、

心身に支障をきたしやすくなる、という点です。

それは、「怖い」「悲しい」
「落ち込む」などの感情(気持ち)が
ある・湧き起こっているのに、
それを否定していく。

すると、あるのにない、なかったことにすることに。

自分の中で感情と思考とが
矛盾する・食い違うため、
ストレスをこじらせやすくなってしまう
から、
です。

かえって感情的になりやすくなる。
なのでご注意ください。

むしろ逆に、「こんな状況なんだから、
ショックを受けてもやむを得ないよな。」
「今は~~のニュースで悲しい。
正直、しんどい。そんな気持ちがある。」

というように、

自分が感じた状態を、
そのままいったん受けとめていく。
いわば、自分の内面で起きたことを、

事実として捉えるわけです。

そうすると、災害・事故のニュースでの
ショックやストレス、マイナスな感情をこじらせることなく、対処しやすくなります

刺激を調整しながら必要なメディアを選ぶ。

災害や事故が起きると、ネットやテレビのニュースがそればかりに増えることもありますね。

そして、被災状況を視聴者に訴えるため、
感情をあおってくるものもよくあります。

「状況が気になる」あまり、
ずっと見続けてしまうという時もあるでしょう。

ネットニュースやテレビ番組では、
映像や音声の衝撃・刺激が強いものもありますね。

情報を取る際のメディアを、新聞やラジオなど、
比較的落ち着いて静かな情報に触れる。
そんなふうに刺激を調整しやすいものに
変えてみる、という手もあります。

ネット動画やテレビは音声オフにするだけでも、
多少、刺激が控えめになりますね。

そして、情報の取り方としては、
長時間むやみに見るより、

目的や時間を決めた上で情報収集した方が、
刺激を調整できてショックを和らげることができます。かつ情報収集としても効率的です。

必要最低限の情報ダケを選ぶ。感情的・衝動的に反応するのではなく、心が落ち着いてから、自分なりの支援につなげるのも1つの手。

わたしの場合、今回は何のために見ていたかというと、2つありました:

そして必要な時間は(事柄によって違いますが)、
3分~10分、30分など短時間で集中・メリハリつけられることが分かってきました。

自分から能動的に情報を取ること、
あるいは情報から離れることも選んでいくと、

ただ情報を受け取る受け身の時と異なり、

ショックや「怖い」「不安」「しんどい」などの
複雑な感情や心の負担感は、だいぶ減って軽くなっていきました

まず1つ目は、
身近で大切な人たちの安否確認が必要でした。
親戚が、被災地に住んでますし、その近隣を移動中の可能性があったので。

1~2日かかりましたが、何とか無事が確認できた
ものの、ただ、家の中の家具・落下物の片付けや、
仕事先の建物の損壊は相当なもの。

さらに、日々の雪かきも避けられないため、苦労しているようでした。

お見舞いを伝えて、必要な手伝いの準備を
しながら、今は、無理のない範囲で
少しずつでも生活しやすくなるようにと祈っているところです。

クライアントさんではおそらく該当する方がいない
ようなんですが、仕事仲間やメンターさんでは
被災している方がいるかもしれず、心配ではあるものの、

災害時は通信状況しだいのため、
また、人にはそれぞれいろんなワケ・
事情があるかもしれないので、
いったん落ち着いて待つことに決めました。

もう1つは、被災や避難の状況と、
支援活動や減災の現状です。

※減災とは…
災害によって被る被害を最小限に抑えるための
事前の取り組みのこと。

わたしの場合、これが災害が起きた時に、
何がどの程度活かされるのかに興味関心があります。

今回の災害・事故について支援・調査活動(団体)
のサイトを見に行ったりしてます。
支援物資や寄付など、今回必要になりそうなものは何か?
自分なりにできそうな支援にはどんなものがあるか、チェックしています。

支援や調査活動(団体)は、災害・事故への対応
についての専門的なネットワークです。

その情報を取捨選択しながら得ていくと、
状況をただ知るだけよりも、

実際的な災害・事故時の対応や、必要な支援・対策に触れることができます

なので、より具体的に理解を深めて、
自分なりの支援の選択肢を吟味することにも

つながります

まとめ

今回は、
【災害・事故でのショックと
どう付き合うか?】
について考えてみました。

災害・事故のニュースを知った時、
自分のショック・ストレスの感じ方に気づき、

どう付き合うと、
少しでも心の負担を和らげることができるか、考えるヒントの1つになれば幸いです。

災害・事故のニュースにショックを受けた時、
まずは、

「こんな状況だから、ショックを受けるのも
やむを得ない。」
「今は~~のニュースで、正直、〇〇って思う。
そんな気持ちがある。」というように、

自分が感じた気持ち・状態を、
そのままいったん受けとめていく。
いわば、自分の内面で起きたことを、

事実として捉えること。

そして、情報収集する時には、
新聞やラジオなど、あるいは
動画の音声ミュートなど、
刺激が控えめなものに変えてみる

時間を短時間にする、離れる。
情報とその取り方、これは選べることです。

こういったことも、
ショック・ストレスとの
スムーズな付き合い方
につながります。

被災された方も、
被災していないけれどショック・ストレスで
しんどい方も、

少しずつでも安心安全で平穏な日を
送ることができますように。

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