展覧会で気づいた「意図」と表現~分からないながらも、人と共有すること~

展覧会で気づいた「意図」と表現 ~分からないながらも、人と共有すること~

ゴールデンウィーク中、
ある展覧会に行ってきました。

そのコラボ展・トークショーで、
わたしにとって一番印象に残ったことは?というと…

【抽象画では、作品に意図を持たせない。】
この点でした。

画家が、何を描いた・描こうとしたか
分からない。

抽象画についてよく言われる
けれど、それにはそもそも、
❝「意図を込めない」という前提❞がある、という
わけです。

【2024/4/29~05/08開催
『cool abstract exhibition』
yoshimi yoshimoto abstractart exhibition japan】(@AL 1Fギャラリー)

このうち、5/4の以下の「トークイベント」と、その後の「レセプション」に参加しました:

【吉本義巳(abstract art)×高田ほのか(短歌)
トークショー
「~Abstract_art×短歌 作品の背景を紐解く~」】

abstract artとは、抽象画のこと。

吉本さんは、グラフィックデザインの他、
アートディレクター、プロダクト
~店舗デザインを手掛けている方です。

※吉本義巳さんの事務所
「design studio paperweight」:http://www.paperweight.jp/paper/index.html
インスタ:https://www.instagram.com/paperweight_director/

抽象画は「個人的な楽しみとして制作」してきた
そうです。

デザインでは原田治さんに師事。
抽象画やコラージュなどを、
島のアトリエで手ほどきを受けた、とのこと。

※原田治さんは1970~80年代、
 こんなイラストを手がけた方:

 カルビー「ポテトチップス」のキャラ
「ポテト坊や」、オサムグッズ(OSAMU GOODS)、ミスタードーナツの景品イラストなど
(な、懐かしい…!)

今回の「トークショー」では、
歌人の高田ほのかさんとのコラボ
や、作品が生まれる際の背景などが語られました。

※わたしは短歌を習いに、高田先生主催の
 短歌教室ひつじに2023年10月~約1年参加。
 先生を通じて、この展覧会のことを知った
 次第です。

 高田ほのか先生、ありがとうございました(^^)
 おかげさまで楽しく充実した時間を過ごすことが
 できました!

 高田ほのか先生のHP: https://honokatanka.com/
 インスタ: https://www.instagram.com/hono57577/

さて、このコラボ展・トークショーで

【抽象画では、
作品に、意図や意味を持たせない。】

という旨のお話を伺って、
個人的にはビックリしました。

というのも…、
ひるがえって短歌は、意図や思いを込めるから。
いや、“込めまくる”かも?!(笑)

短歌は言葉での表現。

例えば、ちょうど今わたし、
「思い」より、「想い」の時
もあるな、なんて、
もう意図や意味を考えちゃってましたもん。

ある意味、真逆・対極の世界だなあって思ったん
ですね。

【主題・テーマや、目的・ねらいが分からなくて
も、絵は、人を感動させることがある。】

抽象画は、そんな捉え方に端を発しているよう
です。

抽象画では、

ねらい・意図、意味・解釈は先になくてOK。
むしろ、それらを積極的に手放す。

まず先に、体を動かして、
心の動きを表現していく。

「なんと言えばよいのか分からない」ものさえ、
表現していく。
あいまいなことを表現してOk。

文脈や、体験、主観、意味をひもづけずに、
脇に置く。

考えるよりも、

目の前のものに対して、
体の感覚・体の反応のままに向き合う。

そうすることで、自分の直感や
感性がイキイキと働き、
作品を見る人との間で何かを通わせ合う。

【なかなか言葉にならない・できない。】

そんなことを表現する時など、
フィットしそうです。

“言葉にできないこと”も、
半ば偶発的に結果的に
カタチになってでき上がっていくのか……。

このコラボ展・トークショーで
一番印象に残った、
作品に、意図や意味を持たせない】ということ。

「作った人の意図が分からないものを、
先入観にあまりとらわれること
なく、いったん脇に置き、

感じるままに作品を鑑賞するって…、

新鮮!

「この人の描く『青』ってすごく好きだなあ…」
とか、

「この線の勢い、濃さ・薄さが
変わるのは、なぜなんだろう?」というように、

体の感覚と心の動きにしたがって
感じたままに自由に反応する。

五感で受け取る。

そして、そう簡単には分からないけれど、
【分からないなりに面白い、興味深い。】

画家の人がこの時、何を感じていたか、

そして、この画家さんと
観る人・わたしとの間では、
何が分かち合われていくのか、

もっと知りたくなりました。

さらに、作品や、色使い、
筆のタッチ・勢い、濃淡や輝き。

文字のアルファベットや、フォントでの表現も。

自分自身は何が好きになり
気に入ったのか、
人の目、評価や解釈から離れて解放される。

そんなふうにも感じました。

今日は、このテーマでお話ししました:

【展覧会で気づいた「意図」と表現
~分からないながらも、
 人と時間・場を共有すること~】

皆さん、いかがでしたか?

この体験から、考えてみようと思っていることは
コチラです。

今回の問いかけ、
皆さんの場合は、どう思いますか?

【今回の問いかけ】

▼①抽象画のように:

【相手の言動が、何を意図しているか、
分からない時。

それでも伝わってくるものがあるとすれば、
何だろう?】

②人が表現を共有することについて

雑談とは“目的のない”会話だ。だから苦手だ。
そうよく言われます。

(そうとも限らない面もあるのでは?と、
わたしは思ってます。

「職場の雑談*目的がない会話が苦手…?
実は目的、あるんです」
https://hataraku-mochiaji.com/2024/03/do-you-know-that-chit-chat-have-a-purpose/


が、今回はさておき…)

人は、何か時間や場を共有、分かち合うことをします。

相手が何を言いたいのか、
意図・ねらいが分からないながらも、です。

それはなぜだろう?】

さて、最後に以下、案内ページから引用します。

特に問いかけの②について考える時
参考にしてみてくださいね。

*****

(ギャラリー「AL」>NEWSより。
イベント案内文
「〜原田治さんの島のアトリエの夏休みにコラージュ指導を楽しく受けた思い出〜」
より一部引用しました。https://rua.jp/cWy7SE6 )

〔師の原田治さんは〕
「グラフィックデザインの指導は鬼教官でしたが、「絵」となると柔和な雰囲気に変わり、夏の陽射しを浴び、楽しく語らい(知識の圧倒量に気押され、わたしは聞くほかありませんでしたが)糊とハサミにカッターナイフ、アクリル絵具、水彩絵具、パステル、色鉛筆を使って。

合評時間は椰子の見えるバー。BGMはコールマン・ホーキンスやちあきなおみや石川さゆり。「パレットクラブって名付けたの、ペーター(ペーター佐藤さん)なんだよね」と呟かれる原田さんと煎茶を呑みながら…。ひとしきり遊んだ後は、わたしが昼メシ当番や晩メシ当番を担当して(「美味いね、ヨシモト」が嬉しかったな)又試作を重ね続けました。 Summer training Days、そんな思い出を詰め込んだ個展『cool abstract』を行います。

裏テーマは「喪失と再生」です。

わたしが20代初め頃に出会い、長きに渡り親交を深めた原田治さんは故人となりました。多大に影響を受け、共に過ごした時間が長いほど、自分の一部を失ったように感じます。「誰かと過ごした思い出や記憶」の中に「わたし」がいて、それが自分自身を形作るから、喪失感が生まれるのでしょう。自分にとって特別だった出来事を覚えている人がいない、共有できないのは辛く悲しいことです。そして原田治さんを知るわたしの家族も相次いで亡くなってしまいました。

そして数年が過ぎ、ルイーズ・グリュックの詩『野生のアイリス』の一説にある “At the end of my suffering there was a door.〈苦しみの終わりに 扉があった。〉” という心境に変わりつつある自分がいました。

「悲しい、寂しい、わたしも死んでしまおう」ではなく、そこから出て生へ向かう扉、明かりの方向へ進んでいく。「原田治さんと過ごした思い出や記憶」を、作品を通し誰かと共有することで喪失の先にある扉を見出せるのかもしれない。今、そんなふうにわたしは思います。」

**引用、終わり**

あなたが、感じたことはどんなことでしょうか?

話したくなったら、教えてくださいね(^^)


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