職場で人といると疲れる・会話が苦手。アドバイスどうするか考えていませんか?

職場で人といると疲れる・会話が苦手。アドバイスどうするか考えていませんか?


こんにちは。佐藤 さおりです。

4月、3週間が経ちました。いかがお過ごしでしょうか?


新人後輩~部下の教育担当の若手社員さんは、4月入社の
新入社員さんたちとの関わり方・接し方でこんなお悩みをもつ時
もあります。シェアしますね。

「新人の話を聞いてアドバイスをしたら、後で新人同士がこう
話しているのを耳にしました。

うるさく注意してきて、正直余計なお世話、
イライラしてしまう
んだよね。どうしたらいいんだろう?』

相手の話を聞くだけにすべきだったんでしょうか?
アドバイスはやはりするべきなんでしょうか?

佐藤さんは相談に乗る時って、人の話聞いていて疲れませんか?
どう対処してますか?」


ご自身としては良かれと思ってアドバイスしたのに、
嫌がられていると知った。
思わぬところでショックを受けたのではないでしょうか?

言われないにしても、
相手の表情が曇るような反応に気づくこともあります。

わたし自身も、初めて新人後輩教育を担当した時、
「アドバイスどうすればいいだろう?」と考えてはうまくいかず困ってきました^^;


アドバイスを受けた人がイライラする・嫌がる~怒るのは
実はよく起きることでもあります。

例えば、「こちらの事情も知らないくせに…」「分かってはいる
けどできないから困ってるのに…」と受け容れられない声も
よく聞きます。

また、「アドバイスを聞いて、凹んでばかりです。。。」と
できない自分をふがいないと責めてしまう場合も。

アドバイスを受けた時、もやもや・イライラしたことありませんか?

一方、ご自身でも、職場の人たちとの会話で
いろんなアドバイスを受けてきたことと思います。
その時、どんな気持ちになりましたか?ちょっと振り返ってみてください。

「わたしのために、良かれと思って言ってくれて
ありがたいな、とは思うけれど……

何かちょっと違うんだよな。正直ちょっとズレてるんだけど……」

もしこう思って、なぜかもやもや・イライラが残る感じがあったなら…。

それは、自分が、相手とのやり取りで求めていたものを
的確に受けとめ、理解されなかったから。

自分自身も当事者としてそうした不快感を覚えたのに、
後に続くスタッフさんたちにもそれを与えるようなことは、
いわば負の連鎖。できるだけ避けたいところですよね。



わたしも、話を聞く・相談に乗る時にうまくいかず試行錯誤しました。

その後、傾聴トレーニングを積む中で、人の話を聞いても
だんだん疲れなくなったことに気づきました。それは、
自分の思考を脇に置き、アドバイスはしなくてもOK、
と手放したからなんです。



それって一体どういうことなのか?
今日は、このテーマで詳しくお話ししますね。

職場で人の話を疲れず聞く秘訣は、自分のアドバイス・
思考を脇に置く



読んでいただくと、職場で人の話を聞く時に、頭の中でグルグル
考え込まずに済むようになります。
その分、疲れず楽で心地よいやりとりができるように。

また、実践していただくほど、相手の警戒心を和らげ安心感に
つながります。相手から注意・アドバイス後に嫌がられるのも
減っていくことでしょう。


☆今回チェックすべきポイントは、話を聞いた時に、
【相手がホントに伝えたかった・期待していたことを
的確に理解していたか?】
です。

アドバイスが響く/響かないワケとは?

アドバイスという行為は、それを受けた相手から見ると、
2つの原因で居心地悪いものと感じられます:

1)自分の心の領域に足を踏み入れられた
2)改善を求められたことで、自分の現状を否定された

こんなふうに受け取りやすいのです。


例えば、「こうした方がいい」「こうしていくと良くなる」
「今は良くない」「このままだとダメだ」
 「そりゃ無理・できないだろうな…って思う」
 を前提にしたもの
です。

たとえアドバイスの内容が適切でも、人間だれしも
否定的なことは受け容れがたい
。抵抗感を覚えるものなんです。

また、その時はよく分からなかったけれど、後から分かった・
腑に落ちたことってありますよね?プロセスと時間が必要なこと
でもあるので、そうスグには受け容れにくいという面もあります。

一方、相手に響くアドバイスができている時には、

1)自分が、相手がアドバイスを求めている
と自分に伝えてきた、またはそう言動から確認できた上で、

2)相手には、改善するヒントを受け入れ・理解し、
行動に移していけるだけの、心の準備がすでにできている

この1+2、2点共に揃っています。

2については、相手次第でコントロール不能の面がありますが、
1については、自分の方で【相手の今の状態を受けとめた上で、
相手が動きやすいように伝える】工夫をすることができます

それでは、具体的にはどう対処すると効果的なのでしょうか?
コツは2つあります:

①まずは相手の現状をいったん受けとめ理解する
⇒次に相手が「欲しい」と思う情報を提供する

②自分の思考をいったん脇に置く
⇒相手の今の状態に集中する

まずは相手の現状をいったん受けとめ理解する
⇒次に相手が「欲しい」と思う情報を提供する

例えば、相手が「~のことを教えてもらえますか?」のように
具体的に質問・コメントなどの言動があったでしょうか?

【相手が情報を求めている・期待していることを
その言動から確認し、その上で的確なアドバイスをした。】

この場合なら、相手がそう求めているという現状を肯定しての
ことなので、嫌がられることはありません。

例えるなら、場所の行き方を質問されて(=求められ必要と
分かった上で)、それに答えるのと同じことだからです。

ただし、相手が必ずしも情報・アドバイスを求めていない・
期待していない場合もありますよね?

そんな時、話を聞くにはどうすれば効果的なんでしょうか?

響くアドバイスができている時は、

【相手が伝えたいことは何か?】
=相手は~~についてアドバイスを求めている
この点が分かっている上で、返した場合でした。

アドバイスを求めていない場合も、それと同様です。
【相手が伝えたいことは何か?】
ここに集中すればOK
なんです。

相手自身がホントに言いたい・伝えたいことに集中して初めて、
自分からの受け答えは生きてきます。

とはいえ、人の話を集中するのを、邪魔することも
よく起きます。それは、何なのか?どう対処したらいいのでしょうか?

自分の思考をいったん脇に置く
⇒相手の今の気持ち・状態に集中する

 「相手のために聞かなきゃ」という時、
実は、【自分目線で・自分の余計な思考】を働かせて
聞いています。本来の意味の【相手目線】では聞けていないんです。

例えば、こんなことを思いながら話を聞くことってありませんか?

「どう受け答え/アドバイスしたらいいかな?」
「相手にどう思われるんだろう?」
「どうしたらこの人を助けられるかな?」

多くの人が、つい【自分が】どう対処したらいいか・
どうすべきか?と、自分のことにばかり注意を向けがち
です。

ということは、相手の話(相手が何を言いたいか)ダケ
ではなく、自分の思考(自分がどう受け答えするか)も
同時に聞いていることになります

「この話、興味ないんだけど…」「また同じ話してるな…」
「いつ終わるかな?」「そういう話なら、
どうやって返そうかな?」「こう言っておけばいいか」

脳の中で、2つ同時に聞いて理解していくには限界があります。
自分の思考が多いと、相手の話それ自体には集中できなくなる
⇒だから、疲れてしまう
、というわけです。

自分の中でグルグル考えていると、先入観や評価・解釈で
頭がいっぱいになってきます。

それは、人の話を聞く上で、いわば「雑音」となって邪魔になるんですね。

大事なポイントは、相手の今の気持ち・状態に集中した上で、
 話を受けとめて聞くこと
です。


具体的な対処のコツとしては、【浮かんできた自分の思考を、
いったん脇に置く】
ことです。


実際にやってみると、最初はたくさん浮かんでくるものです。
誰しも長年の習慣となっていることが多いですから。

なので【その都度、脇に置く。それを何回も繰り返します。
解釈や評価、分析は、聞く時にはいったん脇に置いていきます。】

それができるようになっていくと、人の話を聞く時にも疲れず、
穏やかに心地よくやりとりしやすくなっていきますよ(^^)


※思考が浮かんでしまった、と思って自分を責めてしまう場合
もあるかもしれません。特に最初のうちは慣れないことを
しているので、できない自分を責めがちな方は、余計にそうなるかもしれません。

ただし、その間に相手の今の状態から気が散ってしまい、
ますます聞けなくなってしまいます。

なので、ただ淡々と自分の思考を脇に置く
⇒相手のことに集中する。これを繰り返せばOKです。


※相手の話を聞いていると、言葉や内容構成に気をとられて
頭でっかちになってしまいやすい時もあります。
そんな時は言葉や内容構成にとらわれがちな
自分の思考を脇に置きましょう。

相手の話それ自体よりも、
「相手は今こんな気持ち・こんな状態なんだな」と、
【相手の人となり】に集中して聞くと、
やりやすさが出てきますよ。

まとめ

その人の今の状態に合ったアドバイスは、確かに役に立ちます。

ただし、タイミングが合っているのか?本人がそれを受け容れ
理解し行動に移せるよう適したものなのか?しっかり吟味・判断することが必要になります。

不用意にアドバイスすると、相手が「自分にはできない」と思い
悩む場合もあります。

そうなるよりはむしろ、相手に「この人に分かってもらえた。
話してよかったな」と思ってもらえるように、的確に聞くことに
集中、理解に徹する方が効果的とも言えます。

「分かってもらえている」と感じられて初めてアドバイスも
受け容れやすくなります。


いかがでしたか?

まず、疲れない話の聞き方として【相手の今の現状を受けとめ・理解する】すること。

効果的な注意・改善アドバイスをするには、
相手の話を聞き方をした上で、【相手が動きやすいように伝える】こと。


自分の思考をいったん脇に置いて、自分も相手も疲れず
心地よいやりとりができるよう、試してみてくださいね。



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