5月病を無理せず抜け出すコツとは?~新しい職場になじめない方の場合~
新しい環境の変化になじめません…
転職した社員さん:
「転職後、新しい職場になかなかなじめません…
新型コロナの影響とその対策にも追われて、
やっていけるかな?、何でこんなことに?と思ってしまいます…」
佐藤さおり:
「新しい環境の変化になかなか慣れない、ままならないことに不安があるなあと。
そういう状況だと無理もないこと。
変化している時期だから起きる気持ち、自然なこととも言えますね」
◆
転職、人事異動などで、新しい職場になじめない。
即戦力になろうとがんばって新しい仕事を覚えたくても、
どこか集中力ややる気が下がってしまう。
気分が落ち込んだりイライラしたりする。
3月4月から1~2ヶ月、気を張ってがんばってきた緊張が、
5月のゴールデンウィークでゆるみます。
長くお休みできるから休もう、リラックスしようとするので、
食べ過ぎや運動不足になりがち。眠りすぎるようにもなります。
朝起きて夜寝るという生活リズムが乱れることで、
自律神経の乱れから不調を感じるようになります。
出勤するのが憂うつで、中には、睡眠不足や疲れが取れないとか、
体を起こすと、たちくらみやめまいがする。吐き気を覚えたり、
朝ごはんがあまり食べられなくなる方もいらっしゃいます。
さらに今年は冬から春にかけて、
新型コロナウイルス感染症の影響とその対策を講じるために、
さらに新しい環境の変化が増えています。
なので、ストレスも重なって気持ちそして体調が、
例年より不安定になる方も多いことでしょう。
◆
人間には、変化することにストレスを感じる傾向があります。
それまで日常的に似たような状況で、繰り返し一定の行動パターン
をとることで毎日の生活を維持しようとします。
その状態から変化に適応していくこと、
これは一定期間は感じざるを得ない・経験せざるを得ないストレスとなります。
例えば第一志望ではない不本意な転職や、
部署異動になった理由が説明されず納得いかない場合など、
ネガティブな変化であれ、
栄転や昇進、結婚など、
いわゆる喜ばしいポジティブな変化であれ、
起きることです。
※マリッジブルーの現象がそうですね。
◆
では、新しい環境の変化が、ある期間経験せざるを得ないストレス
となるとしても、よりスムーズで効果的に適応するには、
どうしたらいいでしょうか?
大事なポイントは2つあります:
1.自分の気持ちをそのままいったん受けとめる
2.周りで見守ってくれる人に伝えて手伝ってもらう
◆
自分の中の気持ちをいったん受けとめると前を向ける
「新しい仕事がなかなか覚えられなくて、業務量も多くて
これからもちゃんとやっていけるのかな?」
「職場の人間関係になじめない… 前の職場の方がよかったのかも…」
「新型コロナさえ蔓延しなければもっと自由に好きなことできたのに。
何でこんなことに?」
人間は変化を受け入れにくい時、自分の中で思い浮かぶ気持ちのこと
を、「こんなふうに思ってしまう」「そんなこと思っちゃいけない」
と否定的に捉える傾向があります。
否定的に捉える分、そう感じた気持ちを抑え込んだり、
また、そんな自分が嫌になったりすることがあります。
自分の内面で沸き起こったネガティブな気持ちを、なかったことにしようとしがちです。
そうすると、確かに自分の心に起こったもの・あるものを⇒ないものに
する、ということになります。それは、心に起きた事実を、
事実として認めないわけですから、矛盾が生まれることになります。
なので、気持ちをこじらせ葛藤を抱えたり、感情的・不安定になったりします。
★こじらせずにスムーズに環境の変化に適応して前に進んでいくために
大切なことは、【自分の中の気持ちをいったん受けとめる】こと。
自分の内面に沸き起こった気持ち・感情を、そのままにそこにあるもの
として一致していれば、実際に起きた事実としてそのまま正直に認める
ことになります。自分の状態と現状をスムーズに受け容れやすくなるのです。
例えば、こんな感じです:
「この職場で新しい仕事をうまくこなせなくて、ちゃんとやっていける
か不安だ、って思っている。」
「ここでの新しい人間関係になかなかなじめない。
今、そんな自分が嫌になってる。そう思う自分がいる。」
「新型コロナさえ蔓延しなければ、もっと不安がらずに自由にできた
のに。大切な人と会えないのも寂しい。そんな気持ちがある」
こんなふうに気持ちをそのまま事実として受けとめると、
「こういう自分でいいんだ。こんな自分でOK。」
「今ここからできることをできる範囲でやってみよう。」
と思えるようになります。
自分の気持ちをそのままに正直に受け容れるから、前に進めるようになります。
「こういう事態になることもあるんだ」
「確かに制約はあるけれど、この中でできること、できそうなこと
は何かな?」と前向きに取り組み、スムーズに的確な行動がとれるようになります。
◆
周りでサポートしてくれている人に手伝ってもらう
変化の適応に向けて大事なポイントのもう1つは、
周りで自分のことを見守ってくれる人・サポーターたちとの関係です。
例えば、学生から社会人になる時、新入社員さんたちは、
自分の目の前のことで頭がいっぱいいっぱいになりがちですよね?
中途採用で入った新人スタッフ・若手社員も、
似たような状態になります。先輩や上司、取引先のお客様に、
自分が今どんな状況・状態か、どんな事情を抱えているか、
伝え忘れたり、説明不足に陥りがちです。
例えば、初めて・覚えたての作業に慣れてなくて焦っているのか、
初対面のお客様には緊張しがちで関係づくりに苦労しているのか、
家の引っ越しも含めた新生活のスタートで、職場での人間関係のほか、
地域でも知り合い・友達がなかなかできず寂しい・不安な状態なのかなど。
本人のこうした状況・状態を把握していない周りの人から見ると、
実はこのことは次のように受け取られている可能性もあります。
「どこか心ここにあらずで、ホントは何に困っているのかなあ?」
「目の前の仕事にちゃんと集中してもらいたいんだけど…」
「何か心配ごとや事情があるのだろうけど、聞いたら踏み込みすぎ、
おせっかいになっちゃうかな?」
マイナスな印象をもたれてしまうと、信頼関係にも支障が出ます。
「今、自分は初対面のお客様に、特に電話をかける時に不安を感じる
ことがありまして…」
「不慣れな土地に引っ越して、職場の人や地域の人との関係づくり
をしようと焦っちゃう時も正直あるんですよね。
お時間ある時に、ちょっと話を聞いていただけるとありがたいです。」
「虫の目」より、さらに「鳥の目」でチームや部署を見渡してみると、
周りでサポートしてくれている人たちがより広い視野に入ってきます。
このサポーターたちに、少しずつ自分のことを伝えて理解と協力
を求めていくと、さらに新しい場・関係になじみやすくなります。
また、「自分は今できることに対処している」という体感も得られますね。
転職先・新天地でも、よりスムーズに安心できる信頼関係を築きやすくなることでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今日は「5月病を無理せず抜け出すコツとは?新しい職場になじめない
方の場合」をお届けしました。
新しい職場・環境の変化に慣れない時、大事なポイントはこの2つ:
1.自分の気持ちをそのままいったん受けとめる
2.周りで見守ってくれる人に伝えて手伝ってもらうと、効果的です。
参考にしていただき、今から自分なりにできるところから、
さっそく取り組んでみてください。
それでは、また。佐藤さおりでした~
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